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Anti-Pattern Inc. Engineering Blog

Anti-Pattern Inc.(株式会社アンチパターン)のエンジニアブログです。

Claude Code Spec WorkflowとKiro、実際に試して比較してみた

はじめに POSSEでエンジニアインターンをしている井上岳です。 最近、AIを使った開発ワークフローのツールがいくつか登場しています。今回取り上げたいのは、Claude Code Spec WorkflowとKiroです。 * Claude Code Spec Workflow [https://github.com/Pimzino/claude-code-spec-workflow] * Kiro [https://kiro.dev/] どちらもrequirements → design → tasks という流れで仕様を決めて実装するというアプローチを取っていますが、実際に使ってみるとかなり違いがあります。今回は同じお題で両方試してみたので、その違いを紹介したいと思います。 試したお題 今回は「ECサイトの注文から配送までのドメインモデリング」という課題に挑戦しました。関数型プログラミングのアプローチで、型安全な状態遷移を実現するという、そこそこ複雑な内容です。 投げたプロンプト: ECサイトでの「注文から配送までの流れ」をドメインモデリングしてください。
Ghost
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15 min read

NotionデータベースをAIに渡して振り返りをしてみる

POSSEでエンジニアインターンをしている吉川唯音です。普段から「コードレビューでいただいた内容をNotionデータベースに入れて振り返る」ということをしているのですが、より効率的で、面白い振り返りを実現したいと考え、今回のアプリケーションを作成しました。 現状の課題感 1. 振り返りの内容に偏りがある 2. 副産物的な学習が少ない 3. ぱっと振り返れない内容のものがある これらの課題を、Amazon Bedrockを活用したWebアプリで解決しました。 アプリケーションのイメージ: * ユーザーが振り返りボタンを押す * Notionデータベースの内容を取得する * Bedrockに内容とプロンプトを送る * 分析内容をフロントに送る 使用した技術 * Next 15 / TypeScript * TailwindCSS v4 * Python / Boto3 * AWS ・Bedrock (gpt-oss-20b) ・S3 + CloudFrontによるフロント配信 ・Lamda (Serverless Framework)
Ghost
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3 min read

Amazon Q Developerで簡単な Webサービスを作ってみる

こんにちは、ryudaiです! 以前、2025 Japan AWS Jr. Champions [https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2025-japan-aws-jr-champions/] の活動の一環で、表題のような簡単なハンズオンを行いました。 その中身をブログに書き起こしたので、 * あまりAI触ったことないよ * Amazon Q Developerはじめて触るよ * 自分でもWebサービス作れるのかな な人は一緒にやっていきましょう! 今回は、簡単なTODOリストを作っていきます。 ■事前準備 今回使うものはこちらです。 * Visual Studio Code [https://code.visualstudio.com/] (VSCode): コードを書くエディターです。まずはこれをインストール! * Amazon Q Developer [https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=AmazonWebServices.amazon-q
Ryudai Anada
Ryudai Anada
3 min read

[Pre cap]AWS re:Invent 2025 に向けて:昨年のSaaSワークショップ振り返り

AWS re:Invent 2025の申し込みがそろそろ始まる頃かと思います。 そこで、昨年のSaaS関連ワークショップをいくつか紹介し、今年どのワークショップに参加するか検討する際の参考になれば幸いです。 昨年の内容を知ることで、最新のワークショップを見つけることができると思います。 ※ワークショップはセッションのように公開されておらず、昨年参加できなかったワークショップはwebから見つけてきたものもあるので、一部間違いがあるかもしれません。ご了承ください。 -------------------------------------------------------------------------------- Workshop 一覧 -------------------------------------------------------------------------------- SAS301 - Solving the SaaS cost-per-tenant puzzle: An inside look マルチテナントSaaS運営で多くの開発者が直面
Takashi Uchida
Takashi Uchida
2 min read

いまさら理解する「スタティックリンク」と「ダイナミックリンク」- Webアプリケーションエンジニアのための低レイヤー入門シリーズ その1

最近業務で、ひさびさにCコンパイラ使いました。納品されたモジュールが .so だったためです。みなさん、そんなときどうしますか?Golangでcgoとか使います? ということで、昔はプログラマーとしては当たり前の情報でしたが、昨今はWebアプリケーションエンジニアは目にすることも少なくなった情報を、改めて書いておきたいと思います! リンク??? みなさん、「リンク」って聞いたことありますか?いえ、HTMLの<a> タグの話ではありません。もちろん、ゼルダの伝説でおなじみのあの方でもなければ、イナバウワーのステージでもありません。今回は、プログラムが実行ファイルになるまでの「リンク」という工程について、C言語を例にお話しします。文章だとしても。 なぜこの話が必要なのか 「リンクとかよく知らないけど、Go言語でgo buildしたら実行ファイルができる。それで十分じゃない?」 もうおっしゃるとおり!でも、たとえば: * Dockerイメージのサイズを小さくしたい * ライブラリの更新でアプリを再ビルドせずに済ませたい * 「shared library not found
Akihiro YAGASAKI
Akihiro YAGASAKI
4 min read

BtoB SaaS開発基礎講座をやってきました!

以前、一般社団法人 日本CTO協会「新卒合同研修」にて、BtoB SaaS開発基礎講座をやってきましたので、ご紹介です。 日本CTO協会が新卒エンジニアを業界全体・企業横断で育てる試み「新卒エンジニア向けの合同研修」を5月29日から実施 |一般社団法人 日本CTO協会 「テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに」というミッションを掲げ、世界最高水準の技術者育成を図ることにより、日本経済の発展に資することを目的としています。 一般社団法人 日本CTO協会 [https://cto-a.org/news/20240529_release] 資料はこちらです! https://speakerdeck.com/yaggy/btob-saaskai-fa-ji-chu-jiang-zuo この講座の目的は、資料に記載のとおり 「SaaSって、こんなこと考えないといけないんだな〜〜〜」 っていうのをほんのりわかってもらって、本当の仕事の場面でこういうのが必要になった時に、 「あ、そういえばSaaSってそういうの必要だって言ってたな〜 チームでいろいろ試行錯誤してたわそうい
Akihiro YAGASAKI
Akihiro YAGASAKI
2 min read

1,226種のSaaSをどうやって調べた? API提供・公開状況レポートの舞台裏

みなさんこんにちは!アンチパターンでSaaSus Platformのマーケティングも担当している野川です! 先日、私たちは「Horizontal SaaS 1,226種のAPI提供・公開状況」に関する調査レポートを公開しました。本レポートは、日本のSaaS業界におけるAPI提供・公開状況を分析したものです。今回のブログでは、そのレポートでは語りきれなかった「舞台裏」についてお伝えします。 ※調査レポートはこちら:https://saasus.io/blog/horizontal-saas-api-report 実はこの調査、SaaSus Platformの新規機能「Smart API Gateway 機能」のリリースに合わせた記者発表会のために、限られた時間で進める必要がありました。私と、調査のイニシアチブを取ったもう一人のメンバーは、タイトなスケジュールの中、ロゴを一つひとつ画像検索し、マニュアルを作成し、時には深夜まで目を凝らして調査とレビューを繰り返しました。これは、まさに汗と涙の結晶です。 この記事を通じて、レポートの数字が持つ意味をより深く感じていただければ幸いで
Minami Nogawa
Minami Nogawa
2 min read

NotebookLMを使って関連法令を整理してみた

こんばんは。atomです。 普段、アンチパターンの法務として活動しているのですが、法律はいっぱいあって会社にどの法律が関係しているか?を管理するのはとても煩雑なので、話題のNotebookLMを使って、関連法令の整理をしてみました。(LM六法と命名しました) NotebookLMとは? NotebookLMは、アップロードした資料に基づいて対話ができる、AI搭載のノートブックです。PDFやテキストファイル、Googleドキュメントなどを「ソース」として読み込ませることで、その内容に関する質問に答えたり、要約を作成したり、アイデア出しを手伝ってくれたりします。 今回は、このNotebookLMの機能を活用し、法務業務の効率化を目指します。 やってみたこと:e-Gov法令検索から「社内法令チャットボット」を作る 具体的な手順は非常にシンプルです。 1. 関連法令のPDFをダウンロードする まずは、e-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp/)から、自社の事業に深く関連する法令の条文をPDF形式でダウンロードします。 1. NotebookLMにソ
atom
atom
5 min read
VSCode

VS Codeでファイル名と行数をコピーできる拡張機能を作成した

最近、GitHub Copilot や Roo Code など、AI を使ってコードを書くことが増えてきました。 プロンプトでなるべく具体的な指示をすることで精度が向上します。 例えば、自分は以下のように書くことが多いです。 「ファイルAのn行目の関数Bを(使用/修正/参考に)してください」 しかし、このプロンプト文を書くのが地味に面倒でした。自分は開発に Visual Studio Code (VS Code) を使用していますが、 ファイル名をコピペ→行数を入力→関数名等をコピペ のように書いていました。 そこで、ファイル名と行数をまとめてコピーできる拡張機能を作成しました。 作成した拡張機能 * VS Code Marketplace https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=yutakahashi114.copy-with-file-path * GitHub https://github.com/yutakahashi114/copy-with-file-path
Yu Takahashi
Yu Takahashi
1 min read

Laravel 11でのCORS設定: 環境分離とセキュリティを考慮した実装方法

こんにちは、いわむらです。 はじめに Laravel 11がリリースされ、CORS設定の方法に変更がありました。過去のバージョンではconfig/cors.php ファイルがデフォルトで存在していましたが、Laravel 11では手動で作成する必要があります。 本記事では、Laravel 11における適切なCORS設定方法と、本番環境でも安全に運用できる環境分離の方法について解説します。 Laravel 11でのCORS設定の変更点 Laravel 11では、CORS設定ファイル(config/cors.php )がデフォルトで含まれなくなりました。過去のバージョンでは、新しいLaravelプロジェクトを作成すると、CORS設定ファイルが最初から存在していました。 設定ファイルの作成 Laravel 11でCORS設定が必要な場合は、以下のコマンドで設定ファイルを作成する必要があります: php artisan config:publish cors この変更により、CORSが不要なプロジェクトでは余計なファイルが生成されず、必要な場合のみ明示的に設定を追加することに
Jun Iwamura
Jun Iwamura
4 min read

RooCodeとGitHub MCP ServerでPRレビュー対応を変えてみる

こんにちは、いわむらです。 プルリクエスト(PR)のレビューコメントを確認・整理したい時、GitHub上でひとつひとつ確認するのは面倒だなぁと思い、最初はGitHub CLIを使ったらコメントをローカルで確認できてまとめて参照できるんじゃないか?と思い試行錯誤していました。 でも、複雑なシェルスクリプトを書いたりjqコマンドを駆使したりと、なかなか複雑なのができあがっちゃいました...。そんな時にRooCodeとGitHubのMCP Serverの組み合わせを試してみたら、簡単にレビューコメントの整理ができるようになったので、ブログにしてみました。 解決したかった課題 PRレビュー対応で困っていたのは以下のような点でした: 1. レビューコメントの見落とし: GitHub上で複数のコメントを確認していると、対応漏れが発生しやすい 2. 優先度の判断: どのコメントから対応すべきか判断に時間がかかる 3. 進捗管理の難しさ: どこまで対応したか把握しにくい 4. 作業時間の見積もり: 全体の作業量が見えにくい これらの課題を解決するために、レビューコメントを自動で整
Jun Iwamura
Jun Iwamura
4 min read
Cisco, Cisco Packet Tracer, GNS3, ping, Simulation

ネットワーク機器が恋しくて

最近はAWSばかり使っているので、オンプレミスのネットワーク構築はしなくなってしまったのですが、たまにネットワーク機器と戯れたくなることがあります。みなさんも同じだと思います。そんな方には、Cisco Packet Tracerをおすすめします! 「ネットワーク構築と言ったらYAMAHAでしょ!」という方や、「電源をつけたときのファンの音が好きなんだ!」という方は、お楽しみいただけないのでこのブログは対象外です。すぐブラウザの閉じるボタンを押してください。 まだ閉じていない方は、こちらからCisco Packet Tracerをダウンロードしてください。 https://www.netacad.com/articles/news/download-cisco-packet-tracer ※ダウンロードにはログインが必要となるので、無料のアカウントを作成してください。 同じようなソフトウェアにGNS3もあります。こちらを利用するときは、IOS(iPhoneのOSじゃないですよ、Ciscoのネットワーク機器用のOSです)のイメージファイルが必要です。ググるとイメージファイルが転がって
yuichi.kotani
yuichi.kotani
3 min read