SaaSus PlatformとStripeを連携して請求書を作成する

こんにちは、郡山です。
今回は 「SaaSの開発から運用まで」の支援を可能とするツール SaaSus Platform と Stripeを連携して請求処理を行い請求書を作成します。

SaaSus Platform についてはこちら
https://saasus.io/

Stripe に関してはこちら
https://stripe.com/jp

Stripe の コンソールの開発者ページ->APIキータブからシークレットキーを取得してSaaSus Platformへ設定します。

Stripeのシークレットキーは SaaSus Platform の SaaS 開発コンソール、 外部連携 > 請求 ページで設定して保存します。

請求元情報の入力

Stripeの設定画面より、請求書テンプレートを開きビジネス情報で設定します。

料金プランの作成、SaaSus Platform の SaaS 開発コンソールの料金プランページで設定します。

今回は「基本料金」を持つプランの設定を行います。
固定ユニット計測単位を作成します

ユニットは料金のベースとなる最小の計測単位の設定となり、他には「使用量ユニット」はユーザ数課金などの1単位あたりごとに料金が発生する単位、「段階ユニット」は携帯電話の段階的パケット料金のように利用量の段階ごとに一定の料金の単位、「段階的使用量ユニット」はボリュームディスカウントのように利用量に応じて1単位あたりの料金が変化していく単位など作成できます。

続いて機能メニューを設定します。
機能メニューは計測単位を複数まとめて、1つの機能として定義することができます。
先ほど作成した「基本料金ユニット」を設定して保存します。

続いて料金プランを設定します。

料金プランは機能メニューを複数まとめて、1つの料金プランとして定義します。ここで定義した料金プランを各テナントへ設定することができます。

ではこの状態で Stripe へどのような情報が連携されているか確認してみましょう。
Stripe の商品タブで確認が可能です。
先ほど設定した基本料金 ¥30,000円が連携されていることが確認できます。

税率設定

料金プランを設定する時に適用する税率を設定可能です。税率を設定しないと消費税が請求書に表示されません。
今回は消費税 10% 外税を定義します。

テナントの請求情報を設定します。

SaaS 運用コンソールにてテナント管理ページを開き対象テナントの編集ボタンクリックしてテナントの請求情報を入力します。
ここで入力した内容が請求書の請求先情報として表示されます。

テナントへ料金プランを設定します。

SaaS 運用コンソールにて料金プラン設定ページを開き対象テナントのプラン設定ボタンクリックしてテナントに料金プランを設定します。

料金プランに先ほど作成した、料金プラン、税率を設定します。
反映日は今回即時とするので、デフォルトのまま保存します。

反映日は当日にした場合、約5分後からプランを利用できるようになります。また、未来日を設定してスケジューリングすることも可能となっています。

保存ボタンクリックでテナントに料金プランの設定がスケジューリングされました。

Stripe でも同様に サプスクリプションがスケジュール設定されています。
サブスクリプションとして登録することで、 Stripe の機能により自動的にインボイス(請求)が作成され請求書が作成され請求処理が行われます。

Stripeに作成されたサブスクリプション
基本料金:¥30,000 、消費税 10% 外税のサブスクリプションがスケジューリングされました。

作成されたインボイス

Stripeで発行した請求書

支払いページ


インボイス制度に対応する請求書について
10 月よりインボイス制度が始まります、請求書にインボイス制度の登録番号を設定する必要があるので、Stripe での設定方法を確認してみました。

Stripeでは請求書テンプレートに税務情報の設定が可能となっており、設定 > 請求書テンプレート で 会社法人等番号を JP TRN として設定することが可能となっていました。

設定すると請求書の以下に表示されました。