ネットワーク機器が恋しくて

最近はAWSばかり使っているので、オンプレミスのネットワーク構築はしなくなってしまったのですが、たまにネットワーク機器と戯れたくなることがあります。みなさんも同じだと思います。そんな方には、Cisco Packet Tracerをおすすめします!

「ネットワーク構築と言ったらYAMAHAでしょ!」という方や、「電源をつけたときのファンの音が好きなんだ!」という方は、お楽しみいただけないのでこのブログは対象外です。すぐブラウザの閉じるボタンを押してください。

まだ閉じていない方は、こちらからCisco Packet Tracerをダウンロードしてください。
https://www.netacad.com/articles/news/download-cisco-packet-tracer
※ダウンロードにはログインが必要となるので、無料のアカウントを作成してください。

同じようなソフトウェアにGNS3もあります。こちらを利用するときは、IOS(iPhoneのOSじゃないですよ、Ciscoのネットワーク機器用のOSです)のイメージファイルが必要です。ググるとイメージファイルが転がっているかもしれませんが、これ使ったら著作権的にあれです。みなさんの家にはCiscoの実機があるかもしれませんが、私は持ってなかったので、以前は実機を購入しました。でも、Cisco Packet Tracerならそんなことは気にする必要がありません!

ダウンロード出来たら早速起動してきます。

画面はこんな感じです。
使い方は、真ん中の白いところが作業スペースです。左下にある機器のアイコンを作業スペースに置いていくと、ネットワークのシミュレーションが出来ます。

左下の使い方を見ていきます。
オレンジ色の所はこんな階層になってます。(一部省略してます)
Network Devices
 Routers
 Switches
 Hubs
End Devices
 End Devices
 Home
Components
 Boards
 Actuators
Connections
 Connections
などがあります。

それでは簡単なネットワークを作って、疎通させてみます。
L2スイッチ2台と、PC2台を置いて、pingで通信出来るね。をやります。

みなさんが大好きなL2スイッチ。Cisco Catalyst 2960を2台置いてみました。

PCを2台置いてみました。

結線していきます。
Copper Straight-Throughを選択。

線を選んだら、Cisco Catalyst 2960を選択します。
このCisco Catalyst 2960はポートが1+24+2個あるので、その中からFastEthernet1を選択していきます。

こんな結線をします。
Switch0 FastEthernet0/1 - Switch1 FastEthernet0/1
Switch0 FastEthernet0/2 - PC0 FastEthernet0
Switch1 FastEthernet0/2 - PC1 FastEthernet0
※結線してすぐはオレンジ色の△が出てますが、しばらくするとポートが使えるようになって、緑色の△になります。

PC0とPC1でpingの疎通確認をしたいので、PC0とPC1にIPv4アドレスを設定します。

PC0をクリックすると、設定画面がでてきます。
ConfigタブからIPアドレスを設定します。
こんな設定をします。同様にPC1も設定します。
PC0
 IPv4 Address:192.168.0.1
 Subnet Mask:255.255.255.0
PC1
 IPv4 Address:192.168.0.2
 Subnet Mask:255.255.255.0

では、コマンドプロンプトからpingしてみます。

PC0をクリックして、DesktopタブからCommand Promptを開きます。

疎通出来てますね。
これだけだと面白くないので、パケットが届くところを見てみたいと思います。

View - Simulation Mode(右下の方のSimulationボタンを押してもOKです) を選択します。

パケットがCisco Catalyst 2960 2台を経由して、通信先のPCに届いているのが見えますね。
画面右のシミュレーションウインドウで、パケットの中身を見ることも出来ます。

これでCiscoのネットワーク機器を弄り放題ですね!好きなだけお楽しみ下さい!!